人前で話をすることが苦手な人は多いはずです。
ビジネスの場で、研究発表で、授業で発表を控えている人、
人前で話すと緊張で頭が真っ白になってしまう人に向けて書かせていただきます。
はじめに
ビジネス、研究発表、面接などにおいて人にわかりやすく伝える能力は重要視されています。
人前でスピーチをすることは筆者も得意ではありませんでした。
緊張で話そうとしていたことが頭から抜けてしまうことも多々ありました。
そんな筆者が先日、スピーチ講習を受けてきました。
とても効果を実感できましたので、コツを実体験を交えながらお伝えします。
なぜスピーチをするのか
最初のテーマはそもそも「なぜスピーチをするのか」です。
それは不特定多数の相手に自分の意見を伝えるためです。
当たり前のことだと思った方も多いのではないでしょうか。
しかし、これこそが最も重要なのです。
あなたはスピーチをするときにどれだけ「相手」のことを考えて話していますか。
「相手」に聞かせるためにしていますか。
自分のことで一杯一杯だった経験はありませんか。
これこそがまさにスピーチのうまさに直結するのです。
スピーチの上手な人下手な人
ご存じの方も多いと思いますが、まずメラビアンの法則を紹介します。
この法則では人の第一印象は
- 視覚情報:55%
- 聴覚情報:38%
- 言語情報:7%
と記されています。
注目していただきたいのが、視覚と聴覚情報で約93%が決まるという点です。
言語情報すなわち、内容は1割にも満たないのです。
これを踏まえて考察していきましょう。
上手な人の特徴
「スピーチが上手い人」あなたは誰を思い浮かべますか。
身近な人なのかもしれないし、学校の先生、あるいは政治家かもしれません。
誰であろうとみな、
- ハキハキと話している
- 自信を感じる
- 内容が頭に残る
このような共通点があると思います。
下手な人の特徴
「スピーチが下手な人」あなたは誰を思い浮かべますか。
授業が眠たくなる先生、会社の上司、あるいは最近行った結婚式の乾杯の挨拶の人かもしれません。
誰であろうとみな、
- メリハリのない話し方
- 自信がなさそう
- 内容がわからない
このような共通点があると思います。
スピーチの3原則
目的を明確化する
なぜそのスピーチをするのか、何を伝えたいのかを明確化しましょう。
そして、メモしましょう。
聞き手は「あなたの話を理解しようとしてくれている」という意識を持つこと。
そして、その人たちに伝えるための立ち振る舞いを心掛けましょう。
客観的に自分の姿を見る
自分がスピーチをしている姿を見たことはありますか。
スピーチの上手な人は動画などで自分のスピーチしている姿を見たことがある人の割合が高いです。
客観的にスピーチをしている姿を見ることで気づかなかった自分の癖が見えてきます。
良い癖は自信を持つきっかけになりますし、悪い癖は直すきっかけとなります。
メモを工夫する
メモの仕方は大きく2タイプに分かれます。
- 箇条書きタイプ
- 原稿をしっかりとつくるタイプ
スピーチする際に原稿を持ち込む場合もありますが、
相手に伝えるとことを考えると見すぎるのは得策ではないでしょう。
そこで私は箇条書きをお勧めします。
具体的なお勧めの書き方は次に記します。
お勧めのスピーチメモ
- 大きく結論(伝えたいこと)を書きましょう
- 理由(具体例)を書きましょう
- それらをどう接続するのか(接続詞)を決めましょう
例えば、「勉強習慣の作り方」についてスピーチするとします。
メモは以下のようになります。
実際にスピーチをするときは、
結論→理由
の順に話しましょう。
メモの取り方は人それぞれなので、これを参考に自分なりの方法を見つけてみてください。
まとめ
上手なスピーチをするコツ
- 目的を明確化する
- 客観的に自分を見る
- メモを工夫する
何度もすること、試行錯誤することが重要です。
参考にしてみてください。